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◆セッション3日目<6月30日>

 今日は日曜日。朝4時起床、5時に出発。観光車が出てくる前に何キロかせげるかが勝負だ。
 雨は降る。とりあえず旭川市内に向かう。給油とまともな飯にありつきたい。市内でようやくコンビニを見つけカップラーメンをすする。温かさに、ほっとなごむ。
 このコンビニはちょうど3本の国道がぶつかるロータリーになっており、ロータリーの真ん中にバイクを置いていたら、禿げ頭の新聞屋の兄ちゃんに叱責を受けた。これもまた旅情。
 さてぐるりと看板を見くらべ、どの方面に行くか。雨はやんでいるがどんより雲は重い。天気を聞くと、今日は旭川以外は雨模様らしい。しかたなく雲が薄そうに見える方角に進路をとる。

  R39通称大雪国道。

 さすが観光地らしくバスをはじめ交通量が多い。R273の三国峠は車で通れるポイントとしては道内最標高地点である。ここでまっすぐに伸びる道を背景に写真をとっていると、その先から遠雷のごとき爆音、つづいて単焦点の光がポツ、ポツ、ポツ。

 来た来た来た! 
 得体の知れないビッグバイク集団。いい速度で通過していく。カメラをしまいこみ、スクランブル発進。
 然別湖へとつづくきついヘアピンカーブの九十九折、道道85号線への分岐点で彼らは当方を待つかのように停車していた。減速して近づいていくと、集団は右ウィンカーを出し1台づつ発進していく。すぐにワインディングがはじまった。

 

◆道産子ライダーとの太刀合わせ、そして…

 ZZR1100、GSXR1100と後ろから一台ずつパスしていく。旭川ナンバー。先頭の2台以外は初心者らしい。2台に早く追いつくためにストレートで4台まとめてダイコン抜き。せまりくるライトを見てか、2台目が減速。先頭の1台は立ちあがりごとにかなり開けている。ごてごてにイジってあるGSXR、古いバイクで小柄な乗り手は全身を使って乗っている。
 しばし真後ろにへばりつくが、やる気をなくす様子はない。リーダーとしてのメンツがあるのかもしれない。
 そのとき雨が降ってきた。
 しかし彼はやめなかった。影も必死でついていく。雨足はどんどん強まり、さすがに彼は仲間を待つために減速した。骨のあるリーダーだ。結局最後まで一歩も譲ろうとはしなかった。
 先の然別湖でカッパを着ていると、集団が通りすぎていった。彼らと小さく挨拶を交した。
 雨の中を走りだす。集団と今度はいっしょに走りたいと思ったので、少し無理して飛ばす。白樺峠を抜けたあたりでヨツワの後ろを走っていた集団に追いついた。ここからは十勝平野へと抜けるなだらかな下りのワイディング。
 集団もここまでは雨にもかかわらず車を追い越しながら来たようであったが、今はダンゴ状の車の列についている。どうしたのかと思って見ると、追い越しをかけて前にでようとしている四輪が道の中央線をまたぎながら走っている。こいつにブロックされてみんな前に出られないのだ。

 

 関東ライダー行きまあーす!

 

 

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