メニュー>> ルンプロ2人北海道95 インデックス
10、霧多布に倒る

 霧多布岬周辺の海岸沿いのスカイラインを走ると、これが絶景、絶品ロード。クレジットカードのショックも忘れ、またもや燃料の許すかぎりのローリング。あはは。あはは。あはは。あはは。こんな感じでオッサンといっしょに同じ道をぐるぐる走る。猿仕合という。
 浜中ホテルの牛乳温泉につかり、霧多布岬のキャンプ場にむかったときには、すでにどの商店も店じまいのあと。午後五時は町が早い眠りにつく時間だった。食糧は? 燃料は? 悲嘆にくれる俺たちに、北海道の大地の厳しさは容赦ない。さらにあたりが暗くなりつつあるにもかかわらず、テント設営を終えたオッサンは、「あの砂浜をどうしても素足で走ってみたいんだ」とかワケの分からぬことをいいだし、ほんとうに一人で行ってしまった。俺は死にそうな寒さに早々にダウンしてシュラフにくるまった。
(本日の走行・280キロ)

 <7月3日(月)>

 
 一晩中霧と雨と寒さに震える。薄曇りの朝、海から吹き上げてくる強風でテントが大きくたわむ。
 オーマイガー。頭が痛い。
 どうやら風邪をひいてしまったらしい。オッサンがごそごそ飯をつくっている。
「寝てていいよ。こんな日はゆっくりしやしょう」
 午後三時まではうだうだと眠る。寒さはどうしようもなく、サントリーオールドだけが頼り。しかしもう残り少ない。今日中に仕入れておかなければ。
 四時半に気合イッパツ、浜中温泉まで走る。ゆっくり牛乳風呂につかった。天気予報も芳しくない。
 温泉を出ると酒屋でサントリーレッドを買う。だんだんグレードが落ちてきている。昨日は早仕舞いで未練の残った海鮮料理屋に入った。いくら丼とホッキ丼を頼んで腹におさめた。
 この日はそのままテントで眠る。

 

 

 

 メニュー>> ルンプロ2人北海道95 インデックス Copyright: BananaFish Days 2001