File10. 残りの悪いとこ全部篇
出費113,642円 ★ 累計\407,153円
クラッチがすべりだした。
- 1万回転以上になるとタコメーターが急激にはねあがる。最初はてっきり「1万以上の吹けは鬼」と信じて喜んでいたのだが、何のことはない、クラッチすべりである。そのうちしばしば出るようになってきたのでクラッチ板の交換をしてもらった。ところがカバーを開けてみてびっくり。な、なんとクラッチカバーの内側が錆びている。
- さらに、エアクリーナーボックスを開ける。するとこちらも、な、な、なんじゃ状態。ススのようなものがびっちりと堆積している。メカニック経験の豊富な鴻巣さん、今までも少々のことでは驚かなかったが、これには、「久しぶりにいいもの見せてもらいました。
やっぱこうじゃないとバイク屋おもしろくありません」と苦笑をもらす。ついでにプラグの方も交換。2万キロは換えていないと思われるシロモノだが、こちらは意外とマトモ。電極の摩耗は若干見られたが、焼けはいい案配。それにしてもこれだけエアクリーナーが目詰まりしていてプラグが正常なのはどういうことだろう。鴻巣さんも首をかしげる。
- 「これでまともに走ってたとすると、このバイク、真空状態でも走れますよ」
- 洗浄した後のきれいになったエアフィルターを見ながら、これだけでずいぶん調子よくなると語る。しかし同時に鴻巣さんはの頭の中には今ひとつ解せないことがあるようだ。
- 「へたすると、調子わるくなるかも」
- 「僕もそんな気します」
理屈上、完全に目詰まりしたエアフィルターで今まで調子よく走っていたということは説明できない。どうもグラグラのサイレンサーとエキパイの結合部からの激しい排気漏れと、エアフィルターのつまりとが微妙なところで吸排気のバランスをとっていたとしか考えられないのだ。世の中には笑っちゃうような偶然など意外と多い。そして鴻巣さんの予想は見事的中し、その後のバイクの調子は今ひとつ良くない。中低速のバラつきがひどくなってしまったのだ。
- 翌週、10月10日体育の日。
- この日、岐阜→北陸コースで下町bimota連合会のツーリングが催された。当クズ鉄も御披露目参加。この日、1100キロを越える距離を無事走り抜くことができただけでなく、北陸道で最高240をマーク。クズ鉄もここまで来ればと感無量である。さらにbimota連合最強の真下卿と羽馬氏によってその走りが認められ、「KB5 」の称号をいただいたことはクズ鉄にとってこれ以上の名誉はない。
- 翌日、念願のマフラーが届いた。
- バンスを頼んでいたのだが、船便の都合で入ってこない。結局、国内に在庫のあったKERKERのK2ホワイトチップ(72,000円)を入れることになった。マフラー交換はラジエターをはずしての大作業になり、ついでにホイールベアリング前後交換もお願いした。クラッチ板交換も含めて、これらすべて合わせての出費。113,642円也。
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