File6. オイル漏れ対処篇(走行530km★全走行37,210km)
出費12,430円 ★ 累計\224,128
- シートカウルも装着され、やっと「バイクらしく」なってきたZXR。これで渋谷のTW野郎たちと同類視されずにすむなと、意気揚々と走りだす。ドカの弟とともに全国最大規模のパーツショップである「ライコランド」にくりだしたわけだが、気のせいかオイル漏れがひどい。最初からあるにはあったのだが、今や信号待ちのあいだにぼたぼたとたれている有様だ。
- なんのオイル漏れごとき、と、見て見ぬふりしながら弟にZXRの走りはどうだときくと、
- 「兄貴、楽しそうだけど、カッコわるい」
- 2キロばかり走っただろうか。
- 信号待ちで、弟の目が点になっている。
- 「兄貴、下……」
- あれやあれや、ぼちゃぼちゃぼちゃ。下に黒々とオイルだまりができている。リヤタイヤもかなりオイルを受けているし、何より公共の迷惑だ。そのまま近くのレッドバロンにドック入り。
- 工場長に、「エンジンが割れているかも」と脅され、暗澹と引きかえす。
- 1週間後の9月13日(土)、レッドバロンから連絡があり修理完了とのこと。
- クラッチのプッシュロッド(ドライブスプロケットのあたりにあるやつ)が摩耗して、そこからのオイル漏れだったらしい。周辺のシール類も交換。部品代自体は1,340円と安かったのだが、工賃が1万以上で小計12,430円也。
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- 翌日曜は全国的に雨の予報が出ていたが、嬉しさたまらず筑波山にテスト走行。
- 国道6号でXJR1200を消そうとしたら180まで引っぱってようやく消えた。速さで消したのではなく馬鹿さで消したのでは、バイクのテストとはいえぬ。低速は250CCなみだが、7千回転をこえてからの吹けは噂通りの鼻血もの。ただZZRなんかと比べると、圧倒的に「スピード感」に押し負かされるような感じなので、じっさい速さにつながっているかどうかは疑問だ。初心者のXJRでは物差しにはならない。
- 峠では、ナナハンの奥の深さ、難しさの前に立たされることになった。
- 車体がとにかく軽い。ZXRは200キロだから、数値的に見ると軽いとはいえないはずだが、マシンづくりにこめられている思想が違うのだろう、「ZZRが軽い」といった意味
あいとは明らかに異なる軽さがそこにはある。 - 確かに峠でのZZRのパフォーマンスは凄まじい。乗ったときのZZRの軽さは信じがたいものがある。右に左にヒラヒラなバイク。しかしそれは絶対重量からくる安定感を操縦性のよさにふった結果のような気がする。バイクを操るというよりは、勝手にバイクが走ってくれる。タイヤの挙動もつかみやすく、限界はバイクが教えてくれる。そういう意味でまたZZRが多くの初心者から玄人までに幅広く支持されている所以であろう。
- これに対して、ZXRの軽さは、「チョイヤー!」な軽さだと思う。
- バイクのイン側にもぐりこんで、いっきにリーンさせる。重さを押さえつけるような理性的な感覚でのコーナリングではなく、とにかく、バイクの懐にもぐりこんで「チョイヤー!」といった投機的感覚。そういえばレプリカってこうなんだよな、と、久しぶりにチューメン小僧だったころの熱さを思いだす。
- トルクでは走れない。とにかく回転で走る。ビッグバイクに乗り慣れていて、何度コーナリングしてもうまくいかない。ギヤを落としすぎて何度もテールがホップする。1度など派手に尻を流してしまい冷汗もの。エンブレでリヤが流れるなんて、400レプリカに乗っていた時以来だ。ほんとうにコイツは軽いのだ。
- 走っていて疲れる。でも楽しい。
- ナインアールに乗っていたときは、サスのよしあしなんて気にもならなかった。それがZXRに対しては何か「違う」という感覚がつきまとう。セッティングというものにはじめて必要性と興味を感じた。
- さて、明日から通勤での実走テスト。台風の影響で1週間雨というが、雨の中での厳しい走りに壊れずにいてくれるのだろうか。(つづく)
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